綴る

日々のあれこれ、これまでと、これからと

占いに励まされている話

昨年にようやく博士号を取得し、4月からポスドク生活を送っています。有り難いことに、任期付きではありますが常勤の職もいただきました。雑務をこなし、学生や教職員への対応をし、毎週授業をし、その合間に研究をするという生活をここ1年ほどしています。…

多汗の季節に開き直る

ここ数年、夏にかく変な汗に悩まされている。私はもともと汗っかきで、小学校の時も夏に家に帰ってくると、背中に汗をびっしょりかいて、ランドセルの形になっているような子だった。 でも最近悩まされている汗は、そういう汗とは違う、変な感じがする汗だ。…

この世はマッチョで溢れている:クレマンティーヌ・オータン『子どもと話す マッチョってなに?』

フェミ友だちと話すとき、「マッチョ」という言葉をしばしば使うことがある。「私あの人苦手」「あいつマッチョだしね~」という感じで使う。 ここで言う「マッチョ」とは、筋肉モリモリの人、という意味ではない。はっきりとした定義はないし、本とかで読ん…

「おめでとう」って言わない

私の周りでは、もう第三次結婚ブームが訪れている。第一次は中学の時の友だちで、彼女たちは高校を卒業して就職し、2,3年たってから結婚した。第二次は大学までの友だちで、彼女たちは大学を卒業して就職し、2,3年たって結婚した。そして今の第三次結婚ブー…

長子長女の憂鬱

『となりのトトロ』を見る時、私はいつもサツキちゃんに物凄く感情移入する。メイがトウモロコシ抱えて走り出せばもうイライラが止まらない。一人でお母さんの病院まで行けるわけないのに、なんであんたは勝手に行こうとするのか。迷子になったらどうするの…

読み終わってからが本番:皆川博子『死の泉』

ずっと読みたいと思っていたけれどなかなか機会がなかった皆川博子さんの本を、ついに読むことができた。『死の泉』。 舞台は第二次世界大戦から戦後までのドイツ。ナチスの産院(レーベンスボルン)で私生児を出産したマルガレーテは、産院の医師クラウスか…

初めてネイルサロンに行って思ったこと

最近、ネイルサロンに通い始めた。ネイルサロンに行こうと思ったきっかけは、爪の縦割れがひどくなったからだ。ストッキングを履いたり脱いだりするときや、シャンプーをするときに、ストッキングの繊維や髪が割れてる部分に引っかかり、痛い思いをした。 最…

卵巣がんのあとを生きる

このブログを始めようと思った理由のひとつに、しんどさを考えることを、文字にすることで止めるということがった。私はしんどいことがあると、なぜしんどいのか、何がしんどいのかをついつい考えてしまう。そして考え続けることもまた、しんどくなってしま…

卵巣がんになったときの話⑥

大学進学とともに私は地元を離れた。初めての土地で一人で暮らすことは、最初はとても心細かったけれども、それも次第に慣れていった。その頃にはもう、採血・CTと診察は半年に1回でよくなっていたので、大学の夏休みと冬休みで帰省したタイミングに合わせて…

卵巣がんになったときの話⑤

手術から1回目の抗がん剤投与を経て退院して以降、毎月1週間入院して抗がん剤投与をし、2,3日は自宅療養をし、その後は登校するという生活を半年続けた。秋くらいになると、2代目のウィッグを着用するようになった。新しいウィッグは人毛でできており、ゆる…

卵巣がんになったときの話④

ショック症状を起こしてから3,4日後、今度は別の抗がん剤を使った治療が始まった。何が起こるかわからないので、最初から個室、担当医・看護師さん常駐、薬も通常のものより4倍くらい薄めて、時間をかけて投与するという厳重体制だった。そのおかげもあって…

誰にでもいい顔する人は

私は八方美人な人が嫌いだ。八方美人な人は、誰の話も平等に聞き、それなりの理解を示してはくれる。しかし、味方になってくれることはほとんどない。話を聞いてくれて、共感を示す言葉をかけてくれるから、その人のことを信じていろいろ話をしたけれど、他…

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

ずっと見たいと思っていた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をついに見てきた。台風で風と雨が強い中、この映画を見るには絶好のタイミングだった。 一面砂漠の荒廃した世界を放浪するマックスは、イモータン・ジョーが支配する砦「シタデル」に虜囚と…

卵巣がんになったときの話③

手術後一向に退院できなかったのは、摘出した卵巣の細胞を調べていたからだったらしい。結果から言うと私は卵巣がんだったが、このときはまだ卵巣膿腫だと伝えられていた。担当医から伝えられたのは、変な形の細胞が見つかったから、念のために抗がん剤治療…

卵巣がんになったときの話②

吐き気がひどかったのは手術した日の夜だけだったが、術後、私は微熱がなかなか下がらなかった。担当医からは、このまま微熱が引かないようであれば内診をする、と言われた。今でもそうだが、内診は不快だ。母に伝えると、いつもおっとりしている母は厳しい…

卵巣がんになったときの話①

私は16歳のときに卵巣がん(正確には境界性悪性腫瘍)になった。 卵巣がんは自覚症状がほとんどないという。私の場合、高校の部活が終わったある日、体操着から制服に着替えていたときに、普段より少しスカートがきつく感じたことがきっかけだった。最初は太…

私の苦手なこと

本を読むことが好き。考えることが好き。 しかし、私は物事を「考え抜く」ことは苦手で、それを文字にし、文章にすることが苦手だ。何かを考え、自分の中ではある程度まとまってきたとしても、それをどうやって表現したらいいのかがわからない。自分の考えを…